工学研究科の教育課程の目的は、地球社会の永続的な発展と文化の創造、真理の探究並びに自然環境と調和のとれた科学技術の発展に貢献するため、基礎研究を重視して自然環境と調和のとれた科学技術の発展をリードするとともに、豊かな教養と個性を兼ね備え、幅広い学識に支えられた創造的先端研究能力と高い倫理性を有し、自律的に真理を探求する研究者、高度技術者を育成することです。
この目的を達成するため、修士課程(2年)では、豊富な講義科目、実験・演習・セミナー科目、短期インターン等を有機的に組み合わせることにより幅広い学識と国際性を修得させ、研究を通じた教育を介して、自ら問題を発見し解決する能力を有する研究者、高度技術者を育成します。
博士後期課程(3年)では、研究を通じた教育を介して、新しい研究分野において研究チームを組織し新たな研究をリードすることのできる研究者を育成します。研究を進める上で必要な専門的かつ基礎的な知識を修得させるための豊富な講義科目、実験・演習・セミナー科目を開講します。また、専攻の特徴に応じて、工学研究科に設けられた桂インテックセンター高等研究院や連携企業、国際機関等におけるORT(On the Research Training) や長期インターン等により幅広い学識と国際性を修得させます。
修士課程入学後から、博士学位を取得し大学や研究機関、企業等で活躍する研究者を目指す諸君には、修士課程と博士後期課程を連携する教育プログラム(3年〜5年)が提供されます。長期的な視点から、科目履修や研究推進、ORTや長期インターン等を組み合わせた独自のカリキュラムを設計し、計画的に学修・研究に取り組みます。